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奥さまは魔女
(Bewitched)1964〜1972

→IMDb

■番組紹介

アメリカの放送局ABCで8年間に渡って放送され、日本でも大人気となったコメディ。エミー賞も何度か受賞している。シリーズの開始から40年近くたつ今でも頻繁に再放送され、幅広い世代に愛されている。一時期多く作られた“魔女もの”のアニメやドラマは、みんなこの番組に影響を受けているという。特に『可愛い魔女ジニー』は、冒頭がアニメで始まるという点も同じ。『可愛い魔女ジニー』もヒットしたが、『奥さまは魔女』が常に高視聴率をキープした。

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1950年代の模範的な夫婦をモデルに作られた『奥さまは魔女』。そのアイデアが出された時、既に似たような映画(「媚薬」原題:Bell, Book And Candle)があったため、あまり画期的な企画とは思われなかった。当初作家のソル・サックスは、サマンサ役にはタミー・グライムズがいいと考えていたが、彼女はブロードウェイのミュージカル出演が決まっていたので断念した。

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このシリーズのアイデアが出された時、魔女を悪とする中西部や南部では売れないと言われ、ABCはネットワークの会員に意見を求めたりした。しかし1960年代初頭のアメリカは、キューバ危機でのソビエトとの争い・ベトナム戦争など暗い話題が多く、人々は悲惨な出来事を忘れようとTVの世界に逃避した。『奥さまは魔女』がヒットした背景にはそんな事情があったが、最終シーズンの頃になると社会性のあるテーマを持った番組が主流となり、視聴率も下降の一途を辿った。



■ストーリー

ごく普通に出会って、ごく普通に恋をし、ごく普通に結婚したカップルのお話。ただ一つ普通と違っていたのは、奥様が魔女だったということ・・・。人間の男性ダーリンと結婚した魔女のサマンサは、彼との約束通り、魔法を使わず普通の奥様として幸せな家庭を築こうとするが、魔女の仲間がやってきてトラブルを起こしたり、ダーリンが仕事で困ったりすると、つい魔法で解決しようとしてしまう。魔法を使ったのがダーリンにバレるときまって怒られ、人間と結婚したのが気に入らない母親からはしょっちゅう皮肉を言われ、普通の家庭では味わえない苦労の毎日。けれどダーリンと深く愛し合っているサマンサは、持ち前の明るさでいつも乗り切り、大切な家庭を守っている。




■サマンサの鼻の動き

シリーズ開始前、サマンサが魔法を使う時の方法を考えあぐねていた監督のアッシャーは、妻のモンゴメリーが神経質になっている時の仕草を使おうと考えた。(実際には鼻ではなく上唇を動かしている)





■サマンサとエリザベス・モンゴメリーの妊娠の関係

エリザベス・モンゴメリーは、このシリーズ制作中に3度出産している。1度目の妊娠は番組の放送枠が決定した頃に発覚。サマンサも同様に妊娠させようという案も出たが、結局台本の変更はせず、お腹が大きくなるとクローズアップや代役を使って撮影をすすめた。1965年5月、シーズン2の撮影に入る頃、モンゴメリーの2人目の妊娠が分かる。その時はそれを前面にだして撮影し、サマンサも妊娠させた。1965年10月5日、モンゴメリーが息子ロバートを産んだそのすぐ後にタバサを誕生させた。1969年初め、モンゴメリーが3人目の子供レベッカを身籠り、アダムが登場することになった。




■撮影中の悲劇

パイロット・エピソードの撮影にかかっていた1963年11月22日。テキサス州ダラスでケネディ大統領が暗殺された。アッシャー&モンゴメリー夫妻は、大統領と個人的に親しかったためショックを受け、ひどく悲しんだ。スタッフも皆動揺してリハーサルも困難だったが、なんとか延期せずに撮影を続行した。




■ダーリン役交替の理由

初代ダーリンのディック・ヨークは、シリーズ開始数年前の撮影中の事故が原因で腰に持病をもっており、当初から腰の激痛と戦いながら撮影に臨んでいた。痛み止めの副作用で取り乱したり、話し方がもたついたりもしたという。シーズン5の撮影に入った頃には更に悪化し、座っているシーンや横になっているシーンを増やして対応していた。しかし、シーズン6の撮影のリハーサル中に突然倒れて昏睡状態になる事態がおき、降板を余儀なくされた。降板の直前は、ほとんど出張で不在という設定になってる。

2代目ダーリンのディック・サージェントは元々最初にダーリン役のオファーを受けた俳優であり、二人が良く似ていたため、また年の区切りで交替が行われたため、視聴者にとってはほとんど違和感がなかったという。しかし、サージェントにとってヨークの代わりは重荷であり、彼の真似を強いられたが後に自分らしさを出した。ヨークは顔全体を大きく動かす演技が面白かったが、サージェントは顔の表現を少なくした。大袈裟だった部分を逆に静かに表現し、表情もあまり変わらなかったが、彼の体を使った笑いの表現は素晴らしかった。




■パンドラ・スポックスとは

シリーズ途中から登場したサマンサのいとこ・セリーナは、今では誰もが知るとおりエリザベス・モンゴメリーの一人二役だったが、当時は一人二役のことは伏せられ、キャスト名には“パンドラ・スポックス”と表示されていた。視聴者も本当に別な女優だと思いこんでいた。彼女がセリーナの衣装で現れると、スタッフですらモンゴメリーとは気付かないほど雰囲気が違っており、プロデューサーたちも騙され、彼女と知らずに食事に誘ったりしたという。




■ドラマ『タバサ』

サマンサの娘タバサを主人公にしたドラマ『タバサ』が、『奥さまは魔女』と同じウィリアム・アッシャー監督の下1977年に放送された。ストーリーは成人したタバサが人間の男性と結婚し、魔法を使わずに生活するというもの。『奥さまは魔女』とそっくりなストーリー展開で、エンドラと同じ役割として弟のアダムが騒動を巻き起こす。しかしこれは振るわず、たったの12話で終了した。





■サマンサの銅像

2005年6月、マサチューセッツ州セーレムにサマンサの銅像が建てられた。セーレムは魔女伝説で有名な町で、『奥さまは魔女』のエピソード中にも登場する。

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