ライラの冒険 黄金の羅針盤
The Golden Compass
★★

製作:2007年 アメリカ、イギリス(ファンタジー・アドベンチャー)
原作:フィリップ・プルマン『黄金の羅針盤』
監督:クリス・ワイツ
出演:ダコタ・ブルー・リチャーズ
   ニコール・キッドマン
   ダニエル・クレイグ

→IMDb


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■地球とそっくりなパラレル・ワールド。そこでは人々の魂はダイモンと呼ばれ、動物の姿をして彼らに寄り添うように暮らしている。そんな世界のイギリス、オックスフォードに12歳のライラという少女がいた。幼い頃に両親をなくしたライラは叔父アスリエル卿の後見のもと、オックスフォード大学の学生寮で生活しているが、利発で好奇心旺盛な彼女はちょっとした問題児でもあった。町の人々の目下の関心事は、ゴブラーと呼ばれる一味による子供たちの誘拐事件。ライラは犯人の正体を突き止めたいと考えていた。そんな中、学校を訪れた美しい有力者コールター夫人がライラに目を留め、彼女を助手にしたいと申し出る…。

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  • アカデミー視覚効果賞受賞

★この世界とそっくりだけど微妙に違う、そんなパラレルワールドを舞台にしたお話です。SFではよく扱われる題材ですが、ファンタジーと絡むのは初めて見たかも。自分の魂が自分の体とは別個体で生きていて、始終一緒に暮らしているというのはユニークな設定ですね。しかも会話したり、命令したりできる。動物の姿というのも愉快です。私なら間違いなく猫の姿をしてることでしょう(笑)

主役のダコタ・ブルー・リチャーズは1万人の中からオーディションで選ばれたそうで、これが映画初出演にもかかわらず、なかなか良い演技を見せていました。12歳の割には表情が大人びていて、そのアンバランスな感じも結構気に入りました。共演のニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグらも、もちろん素晴らしい役者です。ニコールは、こういう冷たい雰囲気の美女を演じたら右に出る者はいないという感じですね。このニコールに存在感で負けていないのだから、ダコタは将来有望な女優になるでしょう。

さて。設定良し・俳優良しと来ましたが、肝心の映画そのものは・・・。どうもいまいちピンとこないのです。どこが一番の盛り上がりなのか掴みそこね、ラストではどこかへ旅立ったライラたちを見つめて「うそ〜ん」と叫んでしまいました (^^ゞ あの状態で終わり?というか、続くの?やっぱり「うそ〜ん」としか言えないです。

小説を実写化した作品にはありがちですが、文章を映像化することに力を入れすぎて作品全体の良さが損なわれている印象です。たぶん原作はもっと高揚感のある楽しい作品なのでしょうけど、この映画だけを見ていると流れが唐突だったり粗かったりで、決して大満足とはいきませんでした。でも、続編が作られたら是非見てみたいとは思いますけどね。(2010.8.1)

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