大統領へのEメール
Mail to the Chief
★★★★

制作:2000年アメリカ【TV映画】(ファミリー・コメディ)
監督:エリック・チャンプネラ
出演:ビル・スウィッツァー
   ランディ・クエイド
   エリシャ・カスバート

→IMDb


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■合衆国大統領のオズグッドは来る大統領選挙を控え、目下選挙運動の真っ最中。その日もテレビ討論会を終え、庶民派をアピールしたつもりのオズグッドと参謀達は、自信満々で調査結果を待っていた。しかし結果は惨たんたるもので、対立候補のハリスに大きく水を空けられてしまう。ショックを受けたオズグッドは、習いたてのコンピュータで気まぐれに“庶民ジョー”という名前でチャットに書き込みをする。すると“ビッグ・ジャック・W”という相手から返信が。彼から鋭い指摘を受けたオズグッドが演説でアドバイスどおりにスピーチを行ったところ、思いがけず国民の好感を得ることに成功した。その後も“ビッグ・ジャック・W”の的確なアドバイスにより、オズグッドは次第に支持率を伸ばし始め、参謀たちは不審に思い始める。実は“ビッグ・ジャック・W”とは中学2年生の少年ケニーで、お互い相手の素性も知らないままチャットで会話を交わしていたのだった…。

★お互い相手を知らずにメル友となってしまった13歳の少年とアメリカ大統領のおかしな友情を描いたファミリー・コメディ。

ストーリーは導入部からラストまでずっとテンポ良く進み、全く飽きさせない。ファミリー向けコメディなのでどぎつい表現はなく、安心して見ていられるのが嬉しい。大統領と中学生というあり得ないカップリングが面白く、その上で大統領選挙と生徒会長選挙で共通点を作っているのがいい。

初めは大統領のオズグッドがイヤな奴に見えるが、話が進むにつれ好感度がアップ。ケニーも大統領の隠れた参謀として活躍しながら純朴さを失わないのが好感を持てた。二人がチャットをしているシーンや、シークレット・サービスがケニーを調査するシーン、ケニーをホワイトハウスに呼ぶために強引にクラス全員を見学ツアーに招待するシーンなど、どのシーンもよく練られて無駄がなく、丁度いいバランスで面白さを出している。

ラストも洒落の利いたオチで楽しいことこの上ない。こんなに上手く作られた作品がTV映画だというのだから、アメリカの作品には本当に驚かされてしまう。(2006.11.8)

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