Episode-Season2

<<< 前のエピソード     次のエピソード >>>

2-7 27話 悲しき本能
(Instinct)
■いつもの異星探索で、とある村の酒場へ辿り着いたシェパード一行。村人たちは“デイモス”と呼ばれる怪物に怯え、夜の外出を控えているらしい。森に住むデイモスは人間に似た外見をしていて、人の命を吸い取ると言う。どうやらレイスのことのようだ。

レイスがこの星へ来たのは10年前。墜落した宇宙船を調べに森へ入った村の男たちは、そこで船の破片と複数の生存者を見つけた。不吉なものを感じた彼らは生存者を救う代わりにとどめを刺し、その死体を焼いたのだと言う。しかし、その時誰にも気付かれずに生き延びたヤツが人を襲い始め、以来、年に数人の村人が犠牲となっている。レイスが1匹だけと聞いたシェパードたちは、その退治をかって出た。

夜が明けて4人は森へ出発。気配を感じたロノンが追跡を始め、洞窟の中へ追いつめた。中に隠れていたのはメスのレイス。逃げる彼女を追いかけた4人が目にしたのは、そのレイスを抱きかかえて庇う老人の姿だった。

男の名はザディク、彼が娘と呼ぶレイスの名はエリア。墜落現場で生き残りのレイスを殺したメンバーの一人だったザディクは、意識のない小さな女の子を見つけて、どうしても殺すことができなかったのだと言う。古い坑道へこっそりエリアを運び込んだザディクは、以来、彼女を我が子として育ててきたのだ。村人の理解を得るのが難しいため、人目を忍んで洞窟に住んでいるものの、エリアに危険はないと言う。彼女はエサを採らないため、人を殺すことはないと言うのだ。

村人が犠牲になっているのは、他に墜落の生き残りがいるからに違いないとザディクは主張し、エリアのことを村人たちに言わないでくれと懇願する。しかしシェパードたちは、にわかには彼の話を信じられない。エサを採らないならどうして生きていられるのか?幼い頃は普通の食事で問題なかったエリアも、成長するにしたがって飢えに苛まれるようになったが、ザディクはその飢えを抑える薬を完成したのだと打ち明けた。

アトランティスへ戻ったシェパードは、ウィアーとベケットに事情を説明。半信半疑のウィアーに対し、レイスを人間化するレトロウィルスを研究していたベケットは非常に興味を持ち、現地へ行ってエリアの検査をしたいと申し出る。

ザディクとエリアは見るからに仲の良い親子で、これまでレイスと死闘を繰り広げてきた者には目を疑うような光景だった。マッケイはエリアが演技をしてるのでは?と疑うが、もし彼女が他のレイスと同じならば、一緒に暮らしている父親が真っ先に犠牲となっているはずだ。エリアは気立てが良く、初めての来客をもてなそうと一生懸命だったが、ロノンは彼女が近寄ることすら許さなかった。そんな時、村に立ち寄ったシェパードは、また犠牲者が出たことを知る。エリアが洞窟にいた時に犠牲者が出たということは、彼女以外にもレイスがいると言うこと。ザディクの考えは正しかったのだ。

【登場人物】

  • シェパード‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥アトランティス探険チーム
  • マッケイ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥アトランティス探険チーム
  • テイラ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥アトランティス探険チーム
  • ロノン‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥アトランティス探険チーム
  • ウィアー‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥アトランティス探検隊(指揮官)
  • ベケット‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥アトランティス探検隊(チーフドクター)
  • ゴラン‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥異星人
  • ザディク‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥異星人
  • エリア‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥レイス

    Barkeep.....Tom Bates
    Screaming Woman.....Tanya Champoux
    Boy.....Nico McEown

【関連エピソード】


【面白セリフ】

  • マッケイ「なんだ?」
    男の子 「本当なの?デイモスをやっつけに行くって」
    マッケイ「ああ、そうらしい」
    男の子 「デイモスには首が2つあって、目が合うと石にされるんだって」
    マッケイ「それはウソっぱちだ」
    男の子 「うちのお手伝いをしないと捕まえに来るって」
    マッケイ「親に言われたか?じゃあ、僕らがデイモスを退治しちまえば、お手伝いをしなくてすむな」

  • ザディク「科学に興味があるかい?」
    マッケイ「これが科学かギモンだけど、あるよ」

  • シェパード「マッケイは先生を手伝え」
    マッケイ 「医学は僕の専門じゃない」
    シェパード「レイス狩りはどうだ?」
    マッケイ 「やっぱりここでカーソンを手伝う」
★なんか、とても深いエピソードだと思った。ちょっと重くて悲しいエピである上に、かなり大きな伏線にもなりうる。子供の時からきちんと教育すれば、善良な心を持ったレイスに育てられるのが分かったのだから。ただ、他のレイスたちの残忍性はどこから来るのかは疑問として残るけれど。(人間の命を吸い続けるとああなるのかな?)

人間を襲いたくはないのに本能がそうさせる・・・という点で、新井素子著の『ラビリンス』という小説にとても似たキャラが登場する。どちらも根は善良なだけに、人を襲ったあとの罪悪感はどれほどだろう…と悲しくなる。願わくば、ベケット先生のレトロウイルスがもっとちゃんとした形でエピに登場しますように。

そして、またしても子供になつかれる(?)マッケイ。テキトーにあしらう様子を仲間に見られてて、無言で責められるし(笑) 笑えるネタが少しでもあって良かった。

<<< 前のエピソード     次のエピソード >>>

All the images are property of their respective owners.

STARGATE ATLANTIS top-page

▲HOME