Episode-Season1

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1-16 16話 恩讐の彼方に
(Cor-ai)
■通常の探査任務でSG-1が異星に着くと、ティルクは以前にもそこへ来たことがあると話し始めた。その星カルタゴはゴアウルドが宿主の刈り入れ場としてお気に入りの場所で、奴らは定期的にやって来るのだという。村には人の気配がなかったが、辺りを調べていた4人は突然武器を持った現地人に囲まれた。SG-1がゴアウルドではないと分かり緊張が緩んだのも束の間、ティルクを見たハンノという男は「父を殺したジャファだ!」と叫んだ。

初めは覚えていないと言っていたティルクも、ハンノが取り出した松葉杖を見て全てを思い出した。まだハンノが子供だった頃、アポフィスに命じられて足の悪い彼の父親を殺したのだった。ティルクはすぐさま牢に入れられ、“コーライ”と呼ばれる現地の裁判にかけられることになった。オニールは牢破りをしてでもティルクを助け出そうと考えるが、当のティルクがそれを認めなかった。

その翌日、コーライが始まりティルクは素直に自分の罪を認める。彼はアポフィスの下で重ねた非道を償うために、自分は死ぬべきだと考えていたのだった。しかし、ティルクの決意にオニールは納得できずなんとしても彼を助けようと考えていた。自らティルクの弁護役を買って出たオニールたちは、減刑を求めて必死に彼の変わりぶりを説明する。

【登場人物】


【面白セリフ】

  • (次々現れるバーサ人を見て)
    ダニエル「面白いな。まるで宗教儀式の集まりみたいだ」
    オニール「なんでも宗教に結びつけすぎだぞ。集団見合いの途中だったかもしれん」

【印象的なセリフ】

  • (オニールに対して)
    ティルク「俺が長い間に殺したのはハンノの父親だけじゃない。それこそ数え切れないほどいる。その遺族全てに復讐の機会を与えられないが、少なくとも一人にだけは償いができる」

  • (コーライで)
    ダニエル「最初は難しくて、彼を憎もうともした。でも今では妻をさらった当時のティルクと今の彼とは別人だと分かってる。今のティルクは僕の妻を取り返すためならどんなことでもしてくれると思ってる。たとえ自分の命を失ってもだ。今のティルクは親友だ」

  • ティルク「何度言えば分かるんだ!?俺は逃げない!」
    オニール「ティルク!たとえお前を殴り倒してでも連れて帰るからな!」

  • (コーライで)
    ダニエル「ティルクを殺しても過去は変えられないが、彼を生かしておけば皆さんの未来が変わります。それでもなお彼の命を奪おうというのですか!?」
★地味なエピだけど、ストイックなティルクの魅力は全開。よく考えたら確かにシャーレが宿主にされたこともティルクに責任の一端があるし、殺される側から見たら極悪非道なヤツに見えただろう。シャーレの件を切々と語るダニエルの言葉を聞いて、よく仲間になれたよなぁ・・・としみじみ思った。

ここまでのエピでティルクは仲間に忠実な人・・・というイメージはあっても、これほど自己犠牲をいとわない人だとはね。(息子は死ぬ覚悟で救ったけど) 「俺の死体を研究用に・・」とか言うあたりはめちゃめちゃ感動する。ハンノの父親を殺したのも、突き詰めれば当人が望んだことだったように見えるし。最後のティルクの泣き顔は、滅多に見られないモノとして結構お宝かもしれない(笑)

対するハモンド将軍の下した命令は、ちょっとコワイくらい断固としていて、軍人らしいっちゃらしいけど理解したくはないと思う。まぁでも、軍隊を出さないで結果的には正解だった。

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【 Stargate Rewatch レビュー / 2011.08.24 】

スターゲイトを見始めた頃はクリス・ジャッジの美しすぎる目が怖かったので、ティルクにはあんまり感情移入することはありませんでした。そんな私もシリーズが進むにつれてティルクの魅力が分かるようになり、シリーズ終盤はティルクメインのエピがあるたび、「上手いなぁ、カッコいいなぁ」と眺めていました。

こうしてシリーズを見直すと、このエピソードは噛めば噛むほど味わいがあるものの1つに思えます。派手さはありませんが扱うテーマは深くて重いです。「ティルクがアポフィスを裏切った」と言うと単純に聞こえますが、その行為に至るまでには計り知れない葛藤があったはず。そのあたりを垣間見れる点で、このエピは重要だと言えるでしょう。

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