Episode-Season10

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10-20 214話 終わりなき終わり(最終話)
(Unending)
■レプリケーターをせん滅して以来、音沙汰の無かったトールの呼び出しを受け、SG-1とランドリー将軍らはオデッセイ号で惑星オーリラへやって来た。久しぶりに再会したトールの用件とは、アスガードが持つ全てのテクノロジーの供与だった。これまでは地球人の未熟さを理由にずっと拒んでいたのに、一体どういう心境の変化なのか?

アスガード族はクローンに意識を移すことで生き続けて来たが、随分前から彼らの肉体は衰退の一途をたどり、種族として終わりかけている。あらゆる手を尽くしたが解決方法は見つからず、万策尽きたアスガードはこれ以上衰退が進行する前に自ら種としての命を絶とうと決めたのだった。彼らがオデッセイに施すアップグレードは言わばアスガードの遺産。トールから未来を託されたカーターは別れを惜しんだ。

そんな所へ3隻のオーライ艦が現れた。作業を終えていたアスガードたちは母星に戻ると星ごと爆破。軌道を離脱したオデッセイは、搭載されたばかりのアスガードのエネルギー兵器でオーライ船1隻を撃破し、ハイパースペースへ逃げ込んだ。これまで歯が立たなかったオーライ船を倒せたことは大きな収穫だった。しかし、ハイパードライブの点検で気になる結果が出たため、ハイパースペースを出てテストをすることに。するとそこに2隻のオーライ船が待ち構えており、オデッセイはまたしてもハイパースペースに逃げ込む羽目になった。

本来、ハイパースペースでの追跡はできないはずだが、どうやら新しいアスガードのパワーソースが出すエネルギーサインが探知されているようだ。それを確かめるには、パワーを一旦切りそれでもオーライ船が着いて来るか見てみるしかない。問題は現時点でアスガードのコンピュータ・コアは船の全システムとしっかり繋がっていることだとカーターは言う。コアをハイパードライブから切り離すには、今一度ハイパースペースから出る必要がある。オデッセイは通常空間へ出た途端オーライ船の攻撃を受け、再びハイパージャンプで逃げた。

ハイパー・システムをコアから切り離すには30分は必要だった。しかし、停止するたびにオーライ船の攻撃を受けるのでは、そんな余裕はない。ランドリー将軍はオデッセイで帰還するのを諦め、ゲイトのある最寄りの星P3X-474から地球へ帰ろうと考える。しかし、その場合はオデッセイを敵の手に渡らないよう自爆させなければならず、せっかくのトールの厚意であるアスガードのハイテクが無駄になってしまう。P3X-474への到着まで1時間。カーターは考える時間を延ばすアイデアを思いついていた。惑星474に到着すると、SG-1とランドリー将軍を除いてクルーはみな地上へ退避した。ほどなく2隻のオーライ船が現れ、オデッセイは再び戦闘に突入。1隻を撃破するが、シールドがオフラインになったところへもう1隻がビームを発射する。みんなが死を覚悟した時、ビームは途中で静止した。

カーターがアスガードのコアに組み込まれた“時間遅延フィールド”を起動したお陰でチームは命拾いした。フィールドの中と外では時間の流れが極端に違い、外では1秒足らずの時間が中では数十年に相当する。時間の余裕ができたところでオデッセイを改造し、船ごと別の位相に移動してから時間の流れを元に戻せばビームをかわすことが出来る。このカーターのプランは名案に違いなかったが、今ある材料だけでマーリンの位相転換装置を組み立てるのはかなり時間がかかりそうだった。

2週間後。装置の製作前にシミュレーションを重ねたカーターは、自分のプランが実現不可能であることを仲間に告げる。ホログラムのトールによれば、時間遅延フィールドを閉じる前に船を別の位相に移すことはできない。フィールドを閉じればビームの直撃まで0.86秒しかなく、その間に位相転換することは不可能だ。フィールドをタイマーで閉じるようセットし、ビーム転送で同時に脱出を試みるとしても、ストリームが完全にバッファリングされる前に船は爆発して自分たちは消滅する。ミッチェルがコロレフから脱出した時のようにF-302で逃げようとしても、あの時ほど時間の余裕はない。どうやってもオデッセイとアスガードの知識は救えそうにないのだ。カーターが語った唯一の良いニュースは、アスガードのビームテクノロジーを改良して物質転換装置を作り出せることだった。それがあれば食糧、水、酸素など生存に欠かせない物がほとんど何でも作り出せるという。そして6人の長い共同生活が始まった。

【登場人物】


【関連エピソード】


 

【面白セリフ】

  • (オデッセイで航行中に)
    ヴァーラ「SGCに閉じ込められてるよりも今の方がずっと退屈。退屈な時は人質をとるに限るわ!」
    ダニエル「(立ち去りながら)そうですか!」

  • ヴァーラ「ね、アスガードってどうやって見分けるの?」
    ダニエル「声だ」

  • (カーターの話を聞いていて)
    ミッチェル「だめだ!時間遅延のとこから分からない」

  • ヴァーラ「3ヶ月!?(ダニエルに)退屈で死んじゃいそう。死なないようにかまってね」

  • カーター 「生存に欠かせない食糧、水、酸素、ほとんどなんでもOK」
    ミッチェル「この船からの脱出法は除いてな」

  • (50年が経過して)
    ミッチェル「俺がチーム再結成を呼びかけ、共に働き学びたいと言った時には、その後の50年をどう送ることになるか想像もしなかった」
    ダニエル 「それ昨日も言ったぞ」
    ミッチェル「そうか?」
    ティルク 「おとといも言った」
    ヴァーラ 「先おとついもね」

【印象的なセリフ】

  • (カーターに向けて)
    トール「君らは第5の種族だ。その努めを果たせ。希望ある未来を築けるかどうかは、君や地球の人類にかかっている」

【トリビア】

  • 地球人へのテクノロジーの譲渡のために、トールはこの1年のほとんどを費やしてきた。

  • アスガードのコンピュータ・コアにはそれ自体のパワーソースがあり、船のZPMから独立している。アップグレードが完了後、コアは船の全システムと統合。

  • 共同生活で各自がやっていたこと
    • ランドリー将軍:観葉植物の世話
    • カーター:研究のかたわらチェロの練習
    • ダニエル:アスガードのデータベースをひもとく
    • ヴァーラ:暇を持て余しダニエルを誘惑
    • ミッチェルとティルク:格闘訓練

  • 途中に挿入される曲はクリーデンス・クリアウォーター・リバイバルの『雨を見たかい(原題:Have you ever seen the rain?)』。1971年に発売されたベトナム戦争の反戦歌。
★最終回なので、いつもならはしょる所も故意に長々と書いてみました(笑)

見てる最中はジジ・ババ化するSG-1を見ながら「キワモノエピだな〜」と思ってたのに、ラストのゲイトルームのシーンを見ていたら「あー最後なんだー」としみじみ感じてきた。よく考えたら自分も214話分のエピガイを書いてきたわけで、そう思うとなおさら感慨深い。

ラストの数話はストーリー重視で細かい因果律は無視されてる感じ。今回も、どうしてオーライ船がよその銀河まで追っかけて来たのか不明だし、もらったばかりのアスガードのコアから出るエネルギーサインを探知できるというのも都合良すぎるよね (^^ゞ あれじゃトールが不良品をくれたみたいで、ちょっと気の毒だ。アスガードは星ごと派手に吹き飛び、灰色のおちびちゃんとは永遠にサヨナラになってしまった。

今回は前半と後半が対比的で、ミッチェルがギブアップするくらいあーでもないこーでもないと頭をひねった後は、セリフもなくBGMだけで数十年の経過を見せたりする。一般の曲をBGMに使うなんてスターゲイトでは珍しいこと。余計に特別なエピだという感じがしてしまう。しかも、カーターがチェロで弾いていた曲はスターゲイトのテーマ曲のアレンジじゃない?? チェロを練習する前に助かる方法を見つけろと言いたいけどさ。チェロを出した時点で長丁場だと覚悟してるよね (^^ゞ

オデッセイでの50年は“何をやってもいい期間”と設定したのか、ダニエルとヴァーラの関係にも大きな変化が。つくづくダニエルって異星人に好かれる体質なのね〜(笑) ハチャメチャだったヴァーラが苦手だったけど、背を向けて泣くシーンはじんと来た。5人はちゃっかりクリスマス・パーティもやっていて、宿り木を掲げてキスをもらいに行くミッチェルの姿にニンマリw

これを考えたスタッフはちょっとオーバーなくらいに演出したかったんだろうけど、50年たったらSG-1は90歳前後でしょ? それで脱出方法が見つかるなんて、カーターの脳細胞はどうなってんの!? それに、何でも作り出せる物質転換装置なんてあってイインデスカ(@_@;) トレトニンまで出たゾ。(ティルク以外のメンバーもトレトニンで健康を保ったのかしらん) てか、ほんの少し船を動かしてビームをかわすのは無理なのか。

ティルクが自分の50年を犠牲にして時間をさかのぼったお陰で大団円。ジャファで若い期間が長い彼はちょっと白髪が増えただけに見える。自分はカーターと相愛になっていたのでは?と思っていて(ちょっとだけだけど手を握ってるシーンもあるし)、もしそうなら彼は自分が愛したサマンサ・カーターを失ったことになってしまうんだよね。ちょっと寂しい仮定だけど、寡黙に耐える姿はティルクらしいと思う。

ラストはティルクの口癖である「Indeed(まさしく)」の応酬。ちゃんとウォルターも登場し、最後のシェブロンエンコードも見られた。なんだかんだ言ってもやっぱりスターゲイトは最高!(≧∇≦)

↓↓↓ 撮影終了後の一コマ。思わずもらい泣きしそうに・・・

GATE WORLD / STARGATE SG-1: FAREWELL

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