地上最強の美女 バイオニック・ジェミー
(The Bionic Woman)1976〜1978

→IMDb

■番組紹介

1970年代に大人気を博したSFTVシリーズ『600万ドルの男』のスピンオフとして出来たシリーズ。『600万ドルの男』と同様に、マーティン・カイディンの書いた小説『サイボーグ』をベースにされている。ジェミーは『600万ドルの男』中のエピソード「誕生!バイオニック・ジェミーの秘話PART1」で初登場し、「同PART2」で死亡した。しかし視聴者から苦情が殺到したため急遽復活し、後にスピンオフとしてシリーズ化された。また、ジェミーに指令を出すOSIのゴールドマン局長と、彼女にバイオニック手術を施したDr. ルディは『600万ドルの男』と共通のキャラクターであり、シーズン1、2では両シリーズのクロスオーバーも多く見られる。このシリーズで主役のジェミーを演じたリンゼイ・ワグナーは、1977年にエミー賞主演女優賞を受賞した。


 



■ストーリー

プロのテニスプレイヤーとして活躍していたジェミー・ソマーズは、幼なじみのスティーブ・オースティン大佐と婚約し幸せの絶頂にいたが、スカイダイビング中の事故で瀕死の重傷を負ってしまう。普通の治療では彼女を救えないと悟ったスティーブは、OSI(The Office of Scientific Information=科学情報局)の上司オスカー・ゴールドマンに頼み込み、政府の極秘手術〜バイオニック移植手術を施してもらった。実はスティーブ自身も2年前に事故で重傷を負い、同様の手術を受けていたのだった。ジェミーは壊滅的な損傷を負った両足、右腕、右耳にバイオニック組織を埋め込まれ蘇るが、拒絶反応から心停止状態となる。その後一命は取り留めたものの、目覚めた時ジェミーはすべての記憶を失っていた。医師達の治療の元、心身共に健康を取り戻したジェミー。記憶も順調に回復していたが、スティーブとの愛の記憶だけは戻らなかった。そんな彼女は、第二の人生を与えてくれたOSIに恩返ししたいと、自分のバイオニック・パワーを使った諜報活動を志願する・・・。




■『600万ドルの男』(The Six Million Dollar Man)


元NASAの宇宙飛行士だったスティーブ・オースティンは、アポロ計画終了後スペースシャトルのテストを行っている時に事故にあい、左目・左腕・両足に壊滅的な損傷を負った。バイオニック組織の移植を受けたスティーヴは、1キロ先のものを見、1トンのものを持ち上げ、時速100キロで走ることのできるバイオニック・マンとして甦る。その後彼は、人類に対する悪と戦う為このパワーを使ってOSIの元で活動を始める。

『600万ドルの男』のIMDbのページへ




■『バイオニック・ジェミー』シリーズ誕生のいきさつ

いくつかのTVシリーズへのゲスト出演を経て映画デビューを果たしたリンゼイ・ワグナーは、その実力が認められ始めた頃、当時の人気TVシリーズ『600万ドルの男』へのゲスト出演の依頼を受けた。リンゼイはSF物にはあまり興味がなく、ジェミー役を受けるのは乗り気ではなかったが、『600万ドルの男』の大ファンだった妹のランダルにねだられ、この役を引き受けたという。『600万ドルの男』へのゲスト出演の後、ユニバーサルとの契約が切れたリンゼイはそのまま解雇され、思うように仕事が取れなかった為、女優を辞めようと思ったこともあるとか。しかし、リンゼイの出演した『600万ドルの男』のエピソードがものすごい反響を呼び、“ジェミー”はエピソード中で死んだにもかかわらず、スピンオフとして新シリーズを立ち上げることになる。映画出演を望んでいたリンゼイにとって、ジェミー役はあくまで数回のゲスト出演のつもりだった。実際、新シリーズのジェミー役にはサリー・フィールドやステファニー・パワーズ、リー・メジャースの当時の妻ファラ・フォーセットなどが候補に上がっていた。しかし、ABCは視聴者の要望に応える為にもリンゼイのジェミーにこだわり、リンゼイとの再契約に臨んだユニバーサルは、提示した額の10倍の報酬で契約をするハメになった。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

ジェミー役の候補にあがったステファニー・パワーズは、後に『600万ドルの男』とのクロスオーバー・エピソードである「大地震!宇宙人との遭遇Part1&2」「ビッグフットの帰還Part1&2」に、宇宙人シャロン役で出演している。




■ジェミー記憶喪失の理由

当初、『600万ドルの男』で大人にうけるエピソードを作ろうと、スティーブの恋人役としてジェミーというキャラクターが考えられた。これが予想を上回る反響でジェミーの人気に火がついた為、主役のリー・メジャースはかなり不愉快だったようである。自分が推していた妻ファラ・フォーセットがジェミー役をとれなかったことや、リンゼイが破格のギャラを得るようになったことなどで嫉妬を顕わにしていたとか。そんな状態で二人が恋人同士の役を続けるのは難しく、やむなくジェミーを記憶喪失にさせてスティーブとの関係を白紙に戻すことになった。しかし、後のスペシャル・エピソードの中で二人は結ばれた。




■声優の田島令子

『バイオニック・ジェミー』は日本でも大人気を博し、リンゼイはロッテのアーモンド・チョコレートのCMにも出演した。ジェミーの声をあてた女優の田島令子はこの役でメジャーになり『ジェミーの愛』というシングルまで出した。

All the images are property of their respective owners.

THE BIONIC WOMAN top-page

▲HOME